俳優北村匠海(23)が14日、都内で、映画「さくら」(矢崎仁司監督)公開記念舞台あいさつに俳優吉沢亮(26)、櫻坂46小林由依(21)、小松菜奈(24)らと登壇した。

直木賞作家西加奈子氏の同名小説を映像化。サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族が、長男の死をきっかけにバラバラとなりながら、小さな事件をきっかけに再びつながる家族再生の物語。5人家族の父を永瀬正敏、母を寺島しのぶ、主人公となる次男を北村、兄を吉沢、妹を小松菜奈がそれぞれ演じた。

久しぶりに共演者と顔を合わせたと北村は「顔面が強いな、濃いな!」とキャスト陣をのぞき込んで笑わせ「やっぱり会うと、撮影の空気感や思い出がよみがえってきますね」としみじみ。

小松の親友役を演じた小林は初の映画出演。「初めての映画でこんな豪華な、いつもテレビで見てた皆さんとご一緒させていただいたので緊張しました」と話し、続けて「夢見心地な感じでした。良い刺激になりました」と心境を明かした。

吉沢は深夜の撮影終了後について、「毎回『おつカレーライス』と言って帰っていく」と小松の“深夜テンション”を暴露。すると北村が「今聞いても全然面白くないんですけど当時は面白かったんですよね!」と即座にフォローし笑わせた。

最後に北村は「見てくださる皆さんがそれぞれ身近な存在を改めて感じ、いつまでもずっと何か温かいものが胸に残るような作品になってくれれば」と期待を込めた。