妻夫木聡主演のTBS系連続ドラマ「危険なビーナス」(日曜午後9時)22日放送の第7話視聴率が10・9%(関東地区世帯)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は14・1%、第2話は12・5%、第3話は11・7%、第4話は11・0%、第5話は10・9%、第6話は11・2%だった。

作家東野圭吾氏の同名小説が原作。失踪事件をきっかけに、主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑むミステリー。妻夫木が演じる正義感が強くてうそをつけない独身の獣医師・伯朗は、異父弟・明人(染谷将太)が失踪したと聞かされ、30億円もの遺産がからむ名家・矢神家の争いに巻き込まれていくラブサスペンスだ。

明人の妻・楓役を吉高由里子、矢神家の養子で昔から伯朗を見下している勇磨役をディーン・フジオカ、伯朗の務める動物病院で助手をする蔭山元美役を中村アンがそれぞれ演じる。

第7話で、伯朗と楓は小泉の家を探る中で、明人が数年前に小泉の家に来て母・禎子が亡くなったお風呂場をじっと見つめてたたずんでいたこと、そして禎子が亡くなる少し前に、なぜか佐代(麻生祐未)がそこを訪れていたことを知った。

禎子と佐代はどんな関係にあったのか、母を殺した真犯人は佐代なのか、動物病院へ戻った伯朗と楓は、小泉の家から持ち帰ったアルバムを見て、あれこれと推理。そんな伯朗と楓の様子を外から伺う黒服の男がいた。

伯朗は矢神家を訪れ、寝たきりの康治(栗原英雄)から母の死の真相を聞き出そうと試みる。しかし康治は、「あきとにうらむな」という謎のメッセージを文字盤に残して、再び眠りに落ちてしまった。

康治から禎子と佐代について何も聞き出せなかった伯朗と楓は、直接佐代に話を聞こうと試みた。

一方、勇磨はひそかに康治の研究室を探っていた。とある幾何学模様の絵を見つけた勇磨は、それが牧雄(池内万作)の追い求める、30億の遺産よりも「価値あるもの」につながる重要な資料と考え、それをネタに楓にアプローチをかけてきた。