今年3月に英王室を離脱し、アメリカに移住後初めてとなるクリスマスを迎えたヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)が、慈善団体のSNSを通じて今年もクリスマスカードを公開した。

王室を離脱した2人は公式なSNSアカウントがないため、メーガン妃が支援している英国の動物愛護団体メイヒューを通じて、長男アーチ君と親子3人の姿を描いたイラストのカードを発表した。同団体は、夫妻が今年も住む場所がない犬や猫を保護する活動のために寄付をしたことも明かしている。

ロイヤルファミリーのクリスマスカードと言えば家族写真が定番だが、ヘンリー王子とメーガン妃一家の今年のカードは一家だんらんの様子をイラストにしたものをチョイス。自宅庭に設置されたプレイハウスの前でアーチ君(1)を囲む仲むつまじいもので、愛犬2匹の姿も描かれている。このイラストは今月に入ってカリフォルニア州サンタバーバラ郊外の自宅でメーガン妃の母が撮影した写真を基にしたものだと、米メディアは伝えている。イラストには小さなクリスマスツリーや手作りのオーナメント、デコレーションも描かれており、クリスマスらしい雰囲気が感じられる。ツリーやオーナメントはアーチ君が自ら選んだもので、クリスマスツリーはホリデー後に植樹する予定だと伝えている。

コロナ禍で英国への帰省がかなわなかった夫妻は、今年のクリスマスは新居で一家だんらんで過ごすことになると伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)