お笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(50)が28日深夜、フジテレビ系バラエティー「クイズピンチヒッター」(深夜0時45分)にテレビ電話で生出演して、得意の「宮迫です!」ポーズを披露した。

宮迫の地上波テレビ出演は、吉本興業に所属していた昨年6月24日に反社会勢力との闇営業問題で謹慎処分を受けて以来、553日ぶり。処分を受けた同日深夜の毎日放送のバラエティー「痛快!明石家電視台」(関西ローカル)で、差し替えを決めていた宮迫の出演の放送回を、間違えて冒頭から約5分40秒間放送してしまった放送事故以来。

「クイズピンチヒッター」では、解答者のロンドンブーツ1号2号の田村淳(47)が「この人は大物だと思う知り合いとつながってください」という問題で、宮迫に電話した。つながらずに留守番電話にメッセージを残したところ、宮迫から折り返しがかかってきた。淳が「今、生放送で」と説明すると、宮迫は、かつて自身がMCを務めていた裏番組の日本テレビ系「芸人報道」を見ていたと明かして笑わせた。

司会の東野幸治(53)が「あれだけ地上波に出たがってたのに、なんでそんなテンションやねん」とツッコむと、宮迫は「こんな形でネットニュースに載りたくない」と答えた。そして、テレビ電話に切り替えて、淳のスマホの画面越しに得意の「宮迫です!」ポーズを披露した。

だが、不正解のブザーが鳴らされて、東野から「大物とはジャッジされなかったんですね」と笑われた。淳が「フジテレビで、また何か一緒に番組に出ましょうね」と呼びかけると、宮迫は「呼んで」と答えた。

宮迫は昨年6月に雑誌「FRIDAY」で、14年に所属する吉本興業を通さずに振り込め詐欺グループの忘年会に出席してギャラ100万円をもらっていたことを「闇営業」として報じられた。当初はギャラの受け取りを否定していたが、その後に認めて吉本興業から同7月19日に契約解除された。今年1月からはユーチューバーとして活動している。