NEWS加藤シゲアキ(33)が2日、オンライン取材会で、自身が執筆した小説「オルタネート」が第42回吉川英治文学新人賞にノミネートされたことについて語った。

第164回直木賞、2021年本屋大賞に次ぐ候補入りとなった。吉川英治文学新人賞のノミネートに、「文学に詳しい仲間たちは『すごいね』って言ってくれます。直木賞を受賞していたら吉川英治文学新人賞は候補にならないので、『ならなかったからこそなれる候補もあるね』と優しい励ましをいただいた」と明かした。

小説家、アイドル、俳優として幅広く活躍する。加藤は「目の前にあることをやっているだけ。あんまりバランスってことはなくて。常にやりたいことが積み重なっている」と話す。ドラマの収録の合間や移動中の新幹線で、執筆原稿のチェックをしているという。「あんまり意識してバランスを取ろうとかは思ってないです。時間があるんでしょうね」と笑わせた。

19年7月に亡くなったジャニー喜多川氏(享年87)には執筆活動についてあまり話していなかったという。加藤は「お墓参りする際にでも」と語った。

この1年を「激動の1年だった」とした。自身は脚本、絵本、エッセー、小説と「執筆活動が広がっていった。あらゆるチャレンジがひとつの形になった」と振り返った。NEWSとしては「形が変わったり、個人がコロナになったり、不安定な1年でもあった。いいことも悪いこともたくさんあったが、これがタレントとしてこの仕事をする、ある意味醍醐味(だいごみ)かな」と話した。