女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれた、女優浪花千栄子さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜午前8時)。京都の鶴亀撮影所から道頓堀に戻った千代(杉咲花)は、新しい喜劇の一座に参加しました。座長は天海一平(成田凌)ですが、最初から団員はバラバラ。そんな状況を、千代の持ち前の明るさと前向きさで、千之助(星田英利)らに参加してもらうことに。まずまずの船出となりました。今週は本筋の展開はちょっとお休みで、犬猿の仲であるシズ(篠原涼子)と菊(いしのようこ)の、子ども同士のロマンスの行方に注目です。次回のあらすじを紹介します。

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鶴亀家庭劇の初興行は、大盛況のうちに幕を閉じ、次の公演はひと月後と決まった。一平は、以前却下された台本を書き直し、千之助に次の興行はこれをやりたいと伝える。それは「母に捧ぐる記」という題名で、母親の無償の愛を描いた台本だった。そんな最中、シズ(篠原涼子)のひとり娘、みつえ(東野絢香)に縁談話が持ち上がる。しかし千代(杉咲花)は、みつえの本当に好きな人が一平だと思い込み…。