NHKは24日、甲子園球場で開催されている選抜高校野球大会を中継した際、初登場で初勝利を挙げた京都国際高の韓国語校歌の歌詞を、ハングルと日本語訳のテロップで表示した。

この校歌の歌詞の中には、韓国が日本海の呼称として主張している「東海」が含まれるが、日本語訳では「東の海」と表記した。

NHK正籬聡放送総局長はこの日の定例会見で、この件について「校歌に字幕を付けるのは、校歌について理解の参考になればとのことからです。京都国際高校は、韓国語の字幕と日本語訳を、学校側から提供されたものをそのまま載せました」と説明した。

また、同局は歌詞とは別に「日本語訳は学校から提出されたものです」とのテロップも表示。この点についても「学校側から提供を受けたことも字幕で表示して、どういう意味なのかを伝えた」と話した。