昨年5月にフジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演中のプロレスラー木村花さん(享年22)が死去した件で、母親の木村響子さん(44)が「過剰な演出が原因でSNSに苦情が殺到し人権侵害があった」と申し立てていた件で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会が30日、都内で会見した。

BPOは「放送倫理上は問題あるが、人格権の侵害があるとは言えない」との見解を発表した。

フジテレビは「改めて木村花さんのご逝去に対しお悔やみを申し上げます。今回の委員会決定を真摯(しんし)に受け止め、今後の放送・番組作りに生かしてまいります。番組制作に伴うSNS上の対策や課題については新設したSNS対策部門を中心に組織的に取り組んでいく所存です」とコメントを発表した。