俳優渡辺徹(59)が大動脈弁狭窄(きょうさく)症との診断を受けたことが27日、所属する文学座の公式サイトで発表された。関係者によると、渡辺は現在入院中で、今後手術を受ける見通しだという。公式サイトには「早い回復を目指して治療に専念いたします」と記されている。

内博貴(34)と出演予定だった舞台「ハリネズミ」(6月10~15日、東京・あうるすぽっと、ほか全国巡演)は、全公演中止が決定した。

渡辺は今月、急性気管支炎のため、ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の17~18日の名古屋公演、23~25日の大阪公演を休演した。治療のために診察を受けている中、大動脈弁狭窄症が分かったという。

渡辺はNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の25日放送分に、主人公の渋沢栄一らに力を貸す武具商として出演したばかり。今後の放送に影響はないという。