映画コメンテーター有村昆(44)が14日、女性とのラブホテル密会が報じられたことを受け、芸能活動を当面自粛することを所属事務所が発表した。12年にフリーアナウンサー丸岡いずみ(49)と結婚した有村だが、14日発売の週刊誌「FRIDAY」では、緊急事態宣言下の4月下旬に、バー勤務の女性とホテルに同行した様子や、有村が送ったとされる、下ネタをまじえたLINEの履歴などが報じられていた。

所属事務所は「自覚の無い軽率な行動に対し当面の間、芸能活動を自粛することに致しました」と報告。「ファンの皆様、今回の報道でご迷惑をお掛け致しました各関係者の方々には心から深くお詫び申し上げます」と謝罪した。有村も「最終的に男女の関係に至ることはなかったものの、このような軽率な行動を取ったことに対し反省しております」とのコメントを寄せた。丸岡には報告済みといい「このことに真摯に向き合い襟を正すように言われました」としている。

またテレビ1本、ラジオ4本のレギュラー番組はすべて降板する。経産省が後援するTBSラジオの番組「地方創生プログラムONE-J」(日曜午前8時)は同日、降板を発表。16日の放送では、有村の謝罪の手紙をパーソナリティーの本仮屋ユイカ(33)が読み上げるという。BS11「ディスカバリー傑作選」(土、日曜午後8時)は収録済みの16日分は放送し、その後は出演を見合わせる。収録済みの22、23日放送分は撮り直しを行う予定。木曜出演のJFN系「Seasoning」の「シネマ」は13日を最後に降板。5月分はすでに収録済みだが、放送は見合わせる。SBSラジオ(静岡)で水曜出演の「内山絵里加のふくわうち・金のふくわうち」も降板。bayfm「The BAY LINE」はホームページから有村の名前が消された。

有村と丸岡夫妻は結婚後、イベントなどで共演。丸岡は不妊治療の末、16年冬にロシア在住の代理母と契約を結び、18年1月には凍結受精卵による代理母出産で長男が誕生した。昨年7月には夫婦で感染した新型コロナウイルスも乗り越えた。有村の行動は、苦楽を共にしてきた妻の丸岡を裏切る形となってしまった。

◆有村昆(ありむら・こん) 1976年(昭51)7月2日、マレーシア生まれ。玉川大芸術学部卒。映画コメンテーターとして活動。父は世界的に有名なホテルチェーンの副社長。母はシャンソン歌手の紫倉麻里子。12年8月に丸岡いずみアナウンサーと結婚。不妊治療の末、18年に代理母出産で長男が誕生。車好きで知られ、デロリアンやテスラなどの所有歴を明かしている。