フジテレビとフジメディアホールディングスは17日の役員会で、遠藤龍之介フジテレビ社長(65)がフジテレビ副会長に就任し、金光修フジ・メディア・ホールディングス社長(66)が、両社の社長を務めることを内定した。関係者への取材で分かった。来月の株主総会を経て正式に決定する。遠藤氏は約2年で、フジテレビの社長を交代することとなった。

遠藤氏は編成として時代劇などを担当。広報担当としてライブドア事件などの処理に当たり、19年6月、社長に就任した。96年に亡くなった芥川賞作家の故遠藤周作氏の長男。

金光社長は編成で「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」などを担当。19年6月にフジ・メディア・ホールディングス社長に就任していた。

◆遠藤龍之介(えんどう・りゅうのすけ)1956年(昭31)6月3日、東京生まれ。81年慶大文学部を卒業して、フジテレビ入社。01年7月編成制作局編成部長、03年6月広報局広報部長。06年6月広報局長。07年6月取締役。10年6月常務取締役。13年6月専務取締役。17年6月専務取締役、社長補佐等担当。19年6月代表取締役社長。