俳優原田龍二(50)と元女優で妻の愛さんが18日、TOKYO MXで、山本漢方製薬の青汁「大麦若葉」新CM発表会に出席した。19年に原田の不倫が報じられた際に行った謝罪会見から749日。愛さんから「原田、アウト!」と怒られたと明かした同会場で、笑顔の夫婦2ショットが実現した。

CM衣装の白のタンクトップ姿で「思い起こせば2年前、この場所で謝罪会見をしたかと思うと…。何とも気持ちが楽というか、謝らなくていいんだと思うと…。あのようなことがあったのに関わらず、継続してCMもやらせていただきありがとうございます。しかも今回、妻と一緒にCMに出てみたらと言われて、(妻も)快く引き受けてくれました。まさか30年ぶりにCMというステージで共演できる日が来るとは想像していませんでした。こういう会見で(取材陣の)皆さんとお会いできてうれしいです」。愛さんも「本日はよろしくお願いします」と笑顔であいさつした。

会見の司会を務めた原田の所属事務所社長も、この日の会見を前に「まさかこの会場でこういう会ができるとは」とあいさつ。山本漢方製薬の山本整社長も2人の起用理由について「日本中を元気にしたいという思いから、楽しいCMを作ろうと思いました。テーマは『家族愛』。夫婦そろって元気に青汁を飲んでいただけるCMに仕上がった。“友情出演”していただいた奥さまに感謝したい」と話した。

同CMは18日から全国で放送開始。「本物の夫婦」編などに出演する。夫婦としての共演は初。原田との交際を機に芸能界を引退した愛さんは、92年7月期のTBS系連続ドラマ「キライじゃないぜ」以来、約30年ぶりに原田と共演となった。同作は学園ドラマで多くの共演者がいたため、2人だけが画面に収まるのは初めてだ。

◆原田龍二(はらだ・りゅうじ)本名・平井雅章。1970年(昭45)10月26日、東京生まれ。91年テレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」内のショートドラマで愛さんと初共演。92年の俳優デビュー作TBS系ドラマ「キライじゃないぜ」で愛さんと再演し、交際関係に発展。01年に結婚。02年に長男、06年に長女が誕生し、1男1女の父となる。03~10年までTBS系時代劇「水戸黄門」で助さん役を務めた。テレビ朝日系「相棒」シリーズなど多くのドラマ、映画で活躍。12年ごろから旅番組でタオルを巻かずに入浴するリポートが話題になり「温泉俳優」の異名も。16年大みそか日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで」出演以降「裸キャラ」で話題だ。178センチ。

○…原田は19年5月、ファンとの不倫が報じられると即、会見を開き謝罪した。愛さん(01年結婚)から「原田、アウト!」と怒られたことや、性欲が強いことなどを赤裸々に話した。直後のテレビ出演は複数中止となったが、早期に包み隠さず話したことでたたかれ続けることもなく、金曜MCのTOKYO MX「バラいろダンディ」や準レギュラーのBS-TBS「日本の旬を行く!路線バスの旅」などは継続して出演している。昨年12月21日に発売した「全裸日めくりカレンダー」も話題に。