作家の岩井志麻子氏(56)が28日、都内で、映画「走れロム」(チャン・タン・フイ監督、7月9日公開)のトークイベントに出席した。
ベトナムの愛人との日々をつづった自伝的官能小説「チャイ・コイ」などの著書を手掛けた岩井氏。2001年にベトナムを訪れた際に、レストランで出会った男と愛人関係になった。20年経った今も関係は続いているといい「こんなにつながるとは思っていなかったです。愛人の息子は今、大学生とかになっています。愛人だけど、彼の奥さんや、奥さんの母ともすごく仲が良くて。奥さんから彼をぶんどりたい、とか思わない。彼の子どもも好きだし、彼の奥さんも大好きなので、私が何かしでかしたら、その家族も全て失ってしまうので…。でも本当に不思議な関係ですね」と赤裸々に語った。
コロナが明けたら、「ベトナムに行きたい。愛人に会いたいです」と思いをはせた。だが、夫が韓国人ということもあり「ベトナムに行く前に韓国に行かないと…夫も忘れるなよ!って感じですよね」と自ら突っ込み笑いを誘った。
同作は、にぎわうサイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢をかなえるため、巨額の当選金が手に入る「闇くじ」に挑む姿を、疾走感あふれる映像とリアリズムを追求したタッチで描いた物語。同作を見終え、「この場所知ってる!みたいな、なつかしかったです」と振り返りつつ「あと、主人公が愛人の息子そっくりでした」と笑った。
ジャーナリストの出井康博氏も登壇した。



