韓国の芸能事務所「JYPエンターテインメント」代表のJ.Y.Parkと、「P NATION」代表のPSYがプロデュースする韓国の大型オーディション番組「LOUD(ラウド)」が、7月3日から映像配信サービス「dTV」で国内独占配信されることが28日、分かった。

「Nizi Project」を手掛けたヒットプロデューサーと、「江南スタイル」で人気のアーティストが異色のタッグを組んだ次世代ボーイズグループ発掘オーディション。韓国の「SBS」で今月5日から放送中で、現地での視聴率が11・3%と好調だ。

同オーディションは、00年生まれ以降の男性が対象で、日本人6人を含む総勢73人が参加。両プロデューサーの合格を勝ち取り、最終ステージに進んだ挑戦者の中から、「JYPエンターテインメント」のグループ1組、「P NATION」のグループ1組がデビューするまで、サバイバルが繰り広げられる。先に「合格」を出した事務所にスカウト権が渡るシステムのため、挑戦者をめぐる2人のプロデューサーの駆け引きにも注目が集まる。

J.Y.Parkは「『次のアイドルはどんな面を持つべきか』ということをすごく悩みます。現在はSNSをはじめ個人のメディアが発展し、歌手の能力や態度、人柄などを隠すことはとても難しくなりました。だからもう『本物』を探さないといけません。自ら口を開き、作品をどのようにしたいという意志を持った人間に重点を置いて審査していきたいです」。

PSYも「今回は、J.Y.Parkさんと一緒に審査をしながら、世界におけるK-POPの位置づけがある程度、出来上がってきている中で、『そうだけど、それが全てではない。こんなK-POPもあるよ』と私たちが言えるような特別さがある人を探しています」と話している。