歌手で俳優の池畑慎之介(68)が1日、東京・内幸町のイイノホールで行われた「巴里の音楽 La Musica de Paris 1930~1970」最終日にゲスト出演した。パリをテーマにした歌を、パリの情景とともにつづってゆくステージ。

元宝塚宙組トップの鳳稀(おうき)かなめ(38)から「『越路吹雪物語』で越路さん役を演じたこの方」と紹介されて登場。池畑はブルーの衣装で「夢の中に君がいる」など3曲を歌い、1度ステージから下がって、黒い衣装に着替えてトリとして再登場。6曲目の「歌い続けて」を情感込めて熱唱し、最後は出演者全員で歌ってフィナーレを飾った。

池畑は「感動しました!ともかく人前で歌いたくて、ウズウズしていましたので。コロナ禍の中ですが、これからも歌います」と話した。

池畑が生でステージに立ったのは、18年12月25日の名古屋のホテル以来、2年7カ月ぶり。その間、新型コロナウイルスの影響もあってなかなか実現しなかった。「私たちは、お客さんの拍手が命なんです。カーテンコールのない、無観客のライブはやりません。最高の誕生日プレゼントでした」と、今月8日の69歳のバースデーを前に笑顔を見せた。

7月下旬には新居への引っ越しを終え、60代最後を迎える準備が整った。「70歳、古希になったら『コキコキパーティー』と題して、全国のライブハウスを回りたい」と話した。

同コンサートには渡辺真知子(64)岩崎宏美(62)島谷ひとみ(40)らも出演した。