大阪・ABC(朝日放送)テレビ(大阪市福島区)が府内で収録中だったドラマ出演者6人の新型コロナウイルス感染が確認された件で、同社は3日、さらに出演者3人がPCR検査で陽性判定を受け、加えて新たに10人が濃厚接触者として認定されたと発表した。

これで、陽性が確認されたのは計9人、濃厚接触者は計17人となった。

同社によると、今回陽性が確認された出演者3人のうち、1人は無症状、2人は軽症だという。

同社は「これまでに確認された方々を含め、陽性者・濃厚接触者全員は現在、自宅などで療養または待機しています」とした。

同ドラマは制作発表がまだのため、放送日も未定だったが、府内で7月24日に収録を始め、29日夜、出演者1人から体調不良の訴えがあり、PCR検査で陽性が判明。その後、30日に出演者3人、31日にも出演者2人が陽性判定を受け、収録は29日から中止している。

同社は「撮影中は当社策定のコロナ対策ガイドラインを順守し、その上でメインキャストの方はクランクイン前に、PCR検査で陰性を確認していた」とし、その他の出演者についても、初回収録前日に受検し、陰性を確認の上で収録していた。