集英社の漫画配信アプリ「少年ジャンプ+」編集部は、人気漫画「チェンソーマン」の原作者、藤本タツキ氏の新作読み切り作品で、発表後に内容の一部表現を修正した「ルックバック」の単行本化にあたり、「著者の意向を受けて協議のうえ、セリフ表現を変更している部分がございます」とアナウンスした。

同編集部は27日、ツイッターで「藤本タツキ著『ルックバック』については、発表後、8月2日に内容を一部修正いたしましたが、9月3日発売のコミックスにおいて、著者の意向を受けて協議のうえ、セリフ表現を変更している部分がございます。ご理解いただきますよう、お願い申し上げます」とした。

同作は、漫画家を目指す2人の女性の成長や挫折、別れなどを描いた物語。7月に全編無料配信(すでに終了)され、話題となった。8月2日に同編集部は「『ルックバック』作品内に不適切な表現があるとの指摘を読者の方からいただきました。熟慮の結果、作中の描写が偏見や差別の助長につながることは避けたいと考え、一部修正しました」と報告していた。

コミックスにおける変更について具体的な内容は明かされておらず、ファンからは「元通りってことですか!?もしそうなら本当にありがとうございます!!」「元どおりと言う意味であれば英断」「元通りであれ!元通りが良い!!孫の代まで伝えたい漫画です たのしみにしてます」と期待する声が多数寄せられている。