歌舞伎俳優の市川九団次(49)がPCR検査を受け、新型コロナウイルスに感染していることが判明したことを27日、松竹が発表した。

今後は「当該保健所の指導に則り、療養に専念いたします」としている。

九団次が出演予定だった、9月に全国を回る「秋の特別公演 古典への誘い」を降板することも公式サイトで発表された。発表によると、九団次は最初の検査で「陽性の疑い有り。基準CT値においては陰性となる結果となりました。ただし、微量のウイルスが検出されており、念のため再検査を行うことをおすすめします」と判定され、その後、2度のPCR検査でいずれも陽性だったという。

九団次は7月までに2度ワクチン接種をしており、現在は平熱で、体調不良などの症状は一切ないという。ただ保健所から、9月3日まで療養期間を設けるよう指示があったため、大事を取って全日程降板したとしている。代役は市川斉入が務める。

他の出演者はPCR検査の結果、全員の陰性が確認されたとした。