ハンドメード商品やビンテージ品などを扱うファンシーショップ「Spank!」が東京・中野ブロードウェイの店舗を閉店する可能性があることを発表した。古書店チェーン「まんだらけ」とのトラブルを明かし、物議を醸している。

「Spank!」は2004年に高円寺にてオープンし、2014年から中野ブロードウェイにて営業中の、メディア掲載も多い人気ショップだ。しかし、同店舗は28日、「コロナ禍でも日々営業がんばってましたが、まさか、コロナと全く関係ない事で店を閉める事になるかもしれません」とツイッターにて発表した。

8月28日、10代の女性や家族連れの来店が多い同店舗の向かいにまんだらけ系列のアダルトDVD・VHS専門店「禁書房」がオープンした。「Spank!」は、「アダルト店自体が問題なのではなく、こういったお店が当店のような女の子むけファンシーショップ(もしくは、未成年者が多いお店や家族連れが多いお店など)の向かいにオープンすることに強い違和感を覚えます」と主張した。「禁書房」オープンを把握したのは8月12日で、まんだらけ側に問い合わせたところ、「ここしか空いてる場所が無かった」との返答だったそう。「Spank!」は、「違法では無いのかもしれません。しかし、ある日突然目の前にアダルト店がオープンし、営業が困難になってしまう、という事は、本当にあって良い事なのでしょうか?」と疑問を投げかけた。

「Spank!」の当該投稿は1・6万リツイートを超えるほど拡散され、ネット上では「まんだらけの配慮がなさすぎる」「両方の客が居心地悪い」「ブロードウェイにはまんだらけの他の店舗もあるのだから場所を入れ替えたらいい」といった声が上がっている。また、声優の緒方恵美も「友人のお店です。皆様はどう思われますか」と「#ゾーニング」(空間を区分すること)のハッシュタグ付きで呼びかけている。