お笑いコンビマヂカルラブリー、ニューヨークらが、今秋TBS系で生放送される「キングオブコント2021」の決勝に進出したことが6日、分かった。

エントリー総数3015組の中から、35組が2、3日に開催された準決勝に進出。そこから10組のコント師たちが、決勝への切符を手に入れた。

決勝進出を果たしたのは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーの10組。 ジェラードン、蛙亭、男性ブランコ、そいつどいつ、ザ・マミィの5組は初のファイナリストとなった。

今大会から、即席ユニットの参加も認められ、準決勝に、合計138歳となる間寛平(72)と村上ショージ(66)によるユニット「ヤギとひつじ」が進出するなど、大きな注目を集めたが、決勝進出者は、全て既存のコンビ、トリオとなった。

マヂカルラブリーは、M-1グランプリ、野田クリスタルのR-1グランプリに続く3冠を目指す。野田は、「『M-1』優勝したから、『キングオブコント』の決勝まで行けたんじゃないかとか、忖度(そんたく)されたとか言われるので、実力で決勝に行けたことを証明しなければならないです」と強い決意を示した。ともに3冠リーチがかかるお笑いコンビ霜降り明星の粗品から「すごいっす。とにかくすごいっす」とメールがきたといい「だからオレは優勝したら『このネタ全部粗品が考えました』って言ってあげようと思っています(笑い)」とコメントした。

相方の村上は「めちゃめちゃうれしかったですね。うれしいと同時にほっとしたという気持ちもあります。野田が3冠を目指しているので付き合っていますが、僕の2冠もかかっているんで、とれるのであればとりたいです」と静かに闘志を燃やした。

昨年準優勝したニューヨークの屋敷裕政は、「もう一度決勝の舞台に立ちたい思いがあったのでホッとしています。去年とはまったくタイプの違うネタで勝負しますので、ぜひ見てもらいたい」。

相方の嶋佐和也は、「決勝はホントに楽しみです。賞レースの決勝は2度目ですが、優勝して賞金もらうのはどういう感覚だろうって。あとは時の運もありますが、せっかくなんで優勝してみたいです」と誓った。