RADWIMPSのボーカル野田洋次郎(36)が7日、出演予定だった音楽フェス「WILD BUNCH FEST.2021」の中止を受け、ツイッターに思いをつづった。

RADWIMPSの公式ツイッターは「9月19日(日)に出演を予定しておりましたWILD BUNCH FEST.2021の開催中止が発表されました」と告知し、「楽しみにしていただいていた皆さまには申し訳ありません」と謝罪。野田も自身のツイッターで「WILD BUNCH FEST.2021中止です。悔しいです。悔しいです」と率直な思いを吐露した。

野田は7月、茨城・国営ひたち海浜公園で8月に開催予定だった野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2021」が、茨城県医師会および県内26の医師会等からの要請などにより中止が発表された際、ツイッターにアップした長文で「5万人以上といわれる外国人を受け入れる五輪開催は許され、感染対策など1年以上かけ準備してきた国内のイベントを中止させる決断を受け入れなければいけないのでしょうか」「五輪中、五輪後のイベント開催の中止を今要請するというのは、あまりに横暴に感じます。極めて個人的な想いとしては『ふざけんな』という気持ちです」などと思いをつづって話題となった。

しかし、8月28日・29日に愛知・常滑市で開催され、新型コロナウイルス感染防止対策が不十分だとして批判が集中したヒップホップ系野外フェス「NAMIMONOGATARI」の騒動もあり、ネット上では今回の「WILDー」も含め、大規模イベント開催に否定的な声があがっていた。

今回の「WILDー」中止について、同じく出演予定だったロックバンド打首獄門同好会はツイッターで、「この業界を本当の意味で守るためには『感染防止と経済活動の両立』という困難な課題を避けては通れません。ただその困難に挑む事には一定のリスクも懸念される以上、業界外からの『信頼』も得ないと行動できません。その信頼を地道に築いてきたのがこの一年半。そして信頼が崩れた結果が今です」と指摘した。