長年の恋人と婚約を発表したばかりの米歌手ブリトニー・スピアーズ(39)が14日、インスタグラムのアカウントを突然閉鎖し、ファンを騒然とさせた。

スピアーズは12日に、ダンサーで俳優のサム・アスガリと婚約したことをインスタグラムで発表したばかりだった。歌手を休業中のスピアーズは、インスタグラムで近況を投稿するなど、ファンに直接メッセージを送ってきただけに何が起きたのか心配する声が上がっていた。しかしその後、ツイッターを更新して「心配しないで。婚約を祝うためにSNSからしばらく離れるだけ」と投稿。「すぐ戻ってくるわ!」とつづり、静かに婚約を祝いたい心境を明かした。

メンタルヘルスを理由に2008年から実父のジェイミー氏が成年後見人として財産や生活全般を管理してきたが、今年6月に「父から自由になりたい」と訴え、制度の解除を求めて裁判で争っている。電撃婚約直後にインスタグラムを削除したことからメンタル面を心配する声や無理やり削除させられたのではないかと言った臆測も出ていた。関係者は米ピープル誌に、彼女自身に何も問題はなく、多くのセレブと同じようにSNSを一休みしているだけだと語り、本人の意思であったことを明かしている。

成年後見人制度の解除を巡って対立していたジェイミー氏は今月7日に一転して娘の気持ちを尊重するとして解除に同意し、13年間にわたった成年後見人制度から解放される可能性が浮上している。次回公判は29日に行われる予定で、しばらくの間SNSからも離れて静かに婚約者と過ごしたかったのかもしれない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)