お笑い芸人で俳優の片桐仁(47)の展覧会「粘土道20周年記念片桐仁創作大百科展」が、11月20日から(12月19日まで)東京ドームシティ「ギャラリー アーモ」で開催される。

20年以上にわたる粘土作品の創作活動を網羅する過去最大の展覧会。当初は20年3月の開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響を考慮し、延期されていた。

片桐は、99年「ヤングマガジンアッパーズ」の連載スタートをきっかけに、「文房具や日用品、電化製品など、あらゆるものに粘土を盛る」をコンセプトに、20年以上にわたり粘土作品を作り続けてきた。15年から4年間にわたり、全国のイオンモールで開催された不条理アート粘土作品展「ギリ展」では累計約8万人を動員したほか、19年6月には自身初の海外での個展「技力展台湾(ぎりてんたいわん)」を実現。オリジナリティーあふれる発想力や細部までこだわったクオリティーの高さなどが評価されてきた。

また、映画や舞台、ドラマで使用する小道具の制作や、企業とのコラボ作品、デザイン提供など、粘土作品に限らずさまざまな創作活動も行っている。

今回の展覧会では、粘土道としてこれまでに発表された粘土作品をはじめ、初公開となる学生時代に描いた絵画や、「TVブロス」の連載で描いてきたイラストなど、片桐の20年以上にわたる創作活動の全てを網羅するという。さらに、WEBメディア「THAT IS GOOD」内で制作した新作粘土作品や、片桐仁のYouTubeチャンネル「ギリちゃんねる」で作った作品、動画内にたびたび登場する片桐家リビング再現コーナーなどが新たに追加展示されるほか、クラウドファンディングによる、今回の展覧会のランドマークとなる「片桐仁的公園(仮)」も制作するという。

片桐は「ついに開催されることになりました! 僕がこの22年間で制作した、粘土作品やイラスト、企業や番組とのコラボ作品、また家族とYouTubeで作った作品など、ほぼ全てを網羅する僕の回顧展になっています。さらに会場で作れるワークショップもあるので、モノづくりの楽しさを知るキッカケにもなればいいなと思います。大人から子供まで楽しめる展覧会になっていると思うので、皆様是非いらしてください!」とコメントした。