“リアル峰不二子”“霊長類最強グラドル”の異名を持つ染谷有香(29)が28日発売の写真集「This is the beginning」(光文社)でヘアヌードを初披露する。

表現を高めたい一心でさらした全裸の先に見据える女優業への思いを語った。

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ただ、生まれたままの姿をさらしたわけではない。「“リアル峰不二子”と言われるのは、すごくうれしかったし今でも光栄。でも、目標との差がたくさんあり、このままいたら埋まらないと気付きだした。表現を高めたかったんです」

Gカップ92センチのバストと90センチのヒップが話題を呼びグラビア界を席巻する存在として注目された。16年に初写真集「Virgin Shot!」を発売。17年には手の間から乳房が垣間見えるセミヌードにも挑んだが、そこから2年間、グラビアから離れた。オファーはあったが、自分の現在地点と目標の乖離(かいり)に葛藤していた。

そんな中、「FLASH」から月1回、1年間掲載して、ヘアヌードまで挑むシリーズグラビアのオファーが19年に届いた。「見ている方に魅力的と思ってもらえるか…内面勝負だと思った」と引き受けた。ヘアヌード=最終地点という世間の考え方も変えたいと1年かけて覚悟を固めた。

沖縄の無人島で全裸で撮影した時、「布って、すごいなと思った。まとわないで表現するのは大変」と思いつつも、写真ごとに設定を考え演じるように撮った。「消費されてしまうような写真にしたくなかった。この1年で作品のためになるならと優先順位が変わった」。175センチの長身含め、大柄な肉体が武器だと自覚しており「お芝居に力を入れたい。海外の作品にも挑戦したい」と、目を輝かせた。大人になった染谷はタイトル通り、ここから新たなスタートを切る。

【村上幸将】

◆染谷有香(そめや・ゆか)1992年(平4)1月17日、千葉県生まれ。11年に芸能界入りし、同年のTBS系ドラマ「華和家の四姉妹」に出演。13年に初DVD「ふしだらな肢体」を発売。BS-TBSで8月28日放送の「旅するサウナ」に出演した。