女優永野芽郁(22)が5日、都内で、主演映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督、29日公開)のジャパンプレミアに出席した。

第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこ氏の小説を映画化した。4回名字が変わっても前向きに生きる優子(永野芽郁)と義理の父森宮さん(田中圭)、シングルマザーの梨花(石原さとみ)と義理の娘みぃたん(稲垣来泉)の2つの家族が、優子のもとに届いた母からの手紙をきっかけに交差していく愛と感動の物語。

永野の母は同原作の大ファンだという。「母親が目の前で原作を読んでいる姿を見ていた時に、『もしこれが映画になったりドラマになったりするのであれば、この主人公の女の子、芽郁がやってくれたらな。やってほしいな』っていう会話をしていた。その時から私も原作を読んでいたので、今回ここに自分がいるというのがなんだか不思議な気持ちです」と感慨深げに語った。

母からは、これまで、仕事や作品に関してとくに何かを言われるわけではなかったというが、今回は、主演が決まり、報告すると「すごくびっくりしてくれた」といい「楽しみにしてくれていると思います」と声を弾ませた。