歌手酒井法子(50)が新曲「碧いうさぎ2021」の音源と写真をNFT(Non Fungible Token)を使ってオークションサイトに出品することが11日、分かった。

酒井が8年ぶりにドラマ出演する石黒賢主演の配信ドラマ「プロデューサーK 4」の完成を記念し、プロモートの一環として実施する。24日に東京・台場の「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」で行われるプレミアム上映会&舞台あいさつの席上で中間発表をして、来月7日に締め切る予定だ。

同曲は1995年にリリースして大ヒットした「碧いうさぎ」のニューバージョン。「プロデューサーK 4」の劇中で酒井が歌い、NFTの写真は同ドラマ内のシーンを使用する。同ドラマの神崎茂監督は「とても良い作品・楽曲が出来上がったので、世間的な評価はどうなのかを知るため、試しに出品することにしました」とコメントしている。

NFTはアートや音楽、などの代替不可能なデジタル資産にブロックチェーン上で所有証明書を記録して、固有の価値を持たせたデジタルトークン。ツイッター創業者ジャック・ドーシーCEOの“最初のツイート”がNFTで3億円超で落札されて話題になった。

日本ではお笑いコンビ、キングコングの西野亮廣(41)が新作絵本「みにくいマルコ」内のイラスト3点のデータを出品。その他に音楽プロデューサー小室哲哉(62)やギタリストのMIYAVI(40)、BABYMETAL、PerfumeなどがNFTを活用している。

今年6月に出品したPerfumeがメンバーの振り付けを3Dデータ化したNFT第1弾の落札価格は約200万円だった。