6人組ロックバンド「Suchmos(サチモス)」のベース、HSUこと小杉隼太さんが亡くなったことが15日、公式ホームページで発表された。32歳だった。

訃報を伝えた上で、近況について「バンドは現在活動休止中ですが、HSUは様々なアーティストをベーシストとしてサポートし、また自身のプロジェクトを立ち上げ、楽曲の制作活動を前向きに取り組んでいました」。また「メンバー、スタッフ共に、未だ現実を受け止めきれない状況で、戸惑い悲しんでおります」とつづった。

小杉さんは19年に体調不良により入院し、腫瘍の摘出手術を行ったことを報告。当時、所属事務所は「腫瘍の摘出手術は成功し、術後も順調で退院しており、現在は快方へ向かっております」と説明していた。バンドは今年2月から活動を一時休止しているが、関係者によると、休止後もサポートミュージシャンとして活動していたという。

死因や亡くなった日時は明らかにされていないが、葬儀は遺族の意向で近親者のみで執り行われたという。

Suchmosは、楽曲「VOLT-AGE」が18年のサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会のNHKテーマソングに選ばれ、同年の紅白歌合戦に初出場。