池上彰氏(71)が20日、オンラインで、メインキャスターを務める31日放送のテレビ東京系「TXN 衆院選SP 池上彰の総選挙ライブ」(午後7時50分)の記者会見を行った。

テレビ東京と池上氏がタッグを組み、4時間生放送で届ける選挙特番は、11年目、14回目となる。今回は、解散から投開票までわずか17日間という“スピード選挙”を、どう報じていくかがみどころ。池上氏は「有権者が十分に判断が出来ないまま選挙になってしまった。それを有権者がどう判断するかがひとつ見どころ」と熱意を込めた。

毎回、政党幹部や注目候補者への中継インタビューなどで忖度(そんたく)なしで鋭く切り込む様子が“池上無双”と呼ばれ話題を集める。また、ユーモアあふれる切り口で描かれる候補者のプロフィル紹介なども注目のポイントとなる。

厳しい問題を投げかけたことで、その後の議員への取材がやりにくくなったことはないかと問われると、「4年前の厳しい質問をいまだに根に持っているという候補者を聞く。というのを見ると『この人は本当に小さい人間なんだな』と思います」とバッサリ。一方で、「『4年前は、厳しい質問をしてくれたね。ハハハ!』と普通に対応してくれる政治家もいる」と明かし、「こういう人は人間的に幅広いし、良いな、と思います。厳しい質問をしたときに相手の表情が変わるのは当然。その後の態度で政治家の人間性が見えてくる。これを知るのも楽しみ」と不敵な笑みを浮かべた。同局の大江麻理子キャスター(43)も出席した。