歌手で声優の水樹奈々(41)が26日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「トロピカル~ジュ! プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」(志水淳児監督)公開記念舞台あいさつで、感激を口にした。

自身が主演し、10年にテレビ朝日系で放送された「ハートキャッチプリキュア!」(ハトプリ)のメンバー4人が、そろって登壇する舞台あいさつは11年ぶり。コロナ禍の中、登壇できたことに「うれしかった」と笑みを浮かべた。

映画は、同局系で放送中の「トロピカル~ジュ! プリキュア」(トロプリ)メンバーが、いつも暮らしている常夏の街から一転、雪の国シャンティアで悪戦苦闘する中、水樹ら「ハートキャッチプリキュア!」メンバーが先輩プリキュアとして救い、一緒に戦う物語。キュアブロッサムこと花咲つぼみ役の水樹は「(ハトプリはトロプリと)親和性が高いとファンから声が出ていた。変身するのも数年に1度…20周年かなと思っていたら、思ったより早くチャンスをいただけてうれしかった」と、23年に迎えるプリキュアのシリーズ20周年より前に映画に出られたことを喜んだ。

「ハトプリ」でキュアムーンライトこと月影ゆりを演じた久川綾が「歌が、すごくすばらしい。水樹奈々という紅白に出たすごい歌手がいるんだけど…歌の力がすごいんだなと感じた」と今作の歌を絶賛すると、キュアサマーこと夏海まなつ役のファイールズあいも「奈々様の歌がすごすぎて(トロプリのメンバー内で)大流行してます」と絶賛した。水樹は「ありがとうございます。貴重なソロパートをいただけて、ものすごい気合を入れて歌っていました」と振り返った。

その上で、水樹は「収録の時も4人で、せーのって合わせて…テレパシーレベルで、つながりながら収録しました。コロナ禍で有観客で舞台あいさつができない日が続いていたので、このタイミングで4人がここに立っているのは奇跡」と感慨深げに語った。