NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の16日に放送された第12話の平均世帯視聴率が14・8%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第10話の16・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、雉真家に配達に来た安子(上白石萌音)は、美都里(YOU)から「二度と稔に近づくな」と厳しい言葉を浴びせられる。注文の品も受け取ってもらえず、代金だけを押しつけられる始末。そんな美都里の屈辱的な態度を知った稔(松村北斗)は、千吉(段田安則)と美都里の前で強く怒りをあらわにし、安子とは将来を見据えた真剣な交際をしているのだと訴える。しかし、千吉との話で自分の甘さも痛感する。

稔は安子と会って「戦争が終わったら、大学を卒業したら…」と話すが、安子は「最初から間違っていたんです、分かっていたはずなのに、夢を見てしまいました」と別れを告げる。