5人組男性ダンスボーカルグループ「Zero PLANET」が、鈴木ゆうか主演のテレビ東京系ドラマ「JKからやり直すシルバープラン」(水曜深夜1時)で、グループ初のドラマ主題歌を務めている。今月17日、主題歌である新曲「LOOP」を配信開始。リーダーの高橋祐理(21)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じた。

「Zero-」は、18年の「男子高生ミスターコン」のファイナリストで結成されたグループだ。念願かなって、初のドラマ主題歌が決定した。

「驚きがうれしさより勝っていました。聞いたときは実感がなかったです。テレビで自分たちの曲が流れて来る時に、強く実感するのかなって思っています。自分の歌声がドラマの主題歌としてテレビから流れるのは、誰しもが憧れるシチュエーションでもあると思います。本当に応援してくれるファンの皆さんのおかげですし、感謝の気持ちでいっぱいです」

ドラマの原作は、累計20万部超えの大人気コミック。傲慢(ごうまん)なお嬢様が、幸せな老後のために、高校時代から人生をやり直す“女子高生タイムリープ”社会派コメディーだ。原作を読み込み、新曲「LOOP」を作り上げた。それを「自信作」だといい、新しい「Zero-」が見られると胸を張る。

「途中でくじけても、人生はやり直せる。自分の理想の人生をつかみ取るまで『諦めずに前を向いて頑張ろう』と、前向きで聞いてくれる人の背中を押すような曲になっています。メロディーも結構キャッチーで、すごい自信作です。胸をはって『僕たちの新しい楽曲です』って言えます」

母の勧めでダンスを小1で始めた。今となっては、自分の強みとなっている。「Zero-」は、演技や歌、1人1人が違う強みを持つ。

「グループの強みは、全員が過去に築きあげてきたモノがあることですね。しっかり土台がある上で活動できていることと、個性が強く、歌がうまい子もいれば、スタイルがいい子、かっこいい子、英語がペラペラな子。本当に他のグループではあまりない、1人1人が強みを持っています」

その中でリーダーを任されていることに、やりがいも感じている。

「リーダーって自分の中では1番大変で、一番つらくて、一番苦しい立場でいいんじゃないかなって思っています。大変な面もありますけど、グループの方向性を決められる。一番引っ張っていける立場ではあるので、良い方向に変えられるチャンスだなと思っています」

高橋個人としても近年、活躍が目立つ。6月には舞台「蟻地獄」で初主演を務めた。憧れは、ミュージカル「テニスの王子様」などへの出演で知られる、俳優佐藤流司(26)だ。

「2・5次元俳優に憧れて、芝居をしたいと思ったんです。芝居をしたいというより、佐藤流司さんになりたいと。佐藤さんは、表現者として完璧だなって思っています。その影響で舞台に興味を持って、芝居に興味を持って、芝居をやらせていただく機会を少しずついただいています。個人的な夢は、舞台版『NARUTO-ナルト-』のうちはサスケ役を、流司さんから引き継ぐことです」

グループもここ数年で、多くのステージに立っている。9月には「TOKYO GIRLS COLLECTION」でパフォーマンスを披露した。

「グループの最終目標は、日本だけでなく、メンバーに英語がしゃべれる子がいるので、その子を武器に世界中で話題になるようなグループになることです!」【佐藤勝亮】