NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の17日に放送された第13話の平均世帯視聴率が16・5%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第8話の16・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、姿を消していた算太(濱田岳)に召集令状が届き、久々に橘家に帰ってきたのもつかの間、算太は出征した。人手も材料も乏しくなった「たちばな」は、次第に商いを縮小せざるを得なくなった。

一方、雉真繊維は戦争の勢いが増すにつれ軍への納入も増え、事業を拡大。稔(松村北斗)には、銀行の頭取の娘との縁談が上がっていた。そのことを知った勇(村上虹郎)は稔のもとを訪ね、「見損なった。兄さんだから(安子のことを)あきらめたのに」と複雑な思いをぶつける。そんな中、戦争に学徒も動員されることになった。