EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS小林直己(37)が24日、都内で初の著書「選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった」(文藝春秋)の刊行会見を行った。

小林は「まさかこんな日が来るとは思わなかった」と喜び、「活動する中で感じたこと、気付いたことを挑戦する人に伝え、文章にまとめたいと思っていた。編集の方にたくさんご迷惑を掛け、何度締め切りを相談させてもらったか。本当にライブ先のホテルで書いたものもあった」と執筆を振り返った。

EXILEのパフォーマー、三代目のリーダーを務める小林にとって、初の自伝的エッセー。AKIRAとの出会い、HIROに人生を預けEXILEメンバーになるまでの経緯や、コロナ禍に直面しライブが中止になった戸惑いや苦しさもつづっている。小林は「文章は改善の余地があるので70点。中身は200点」と自己採点した。ただ、続編については「『-2』を書ければいいですけど、当分いいです」。

タイトルについては「日々、大小さまざまな選択があって、小さな奇跡を拾い集めて今を生きている。読む人にもそれぞれの選択と奇跡がある」と説明。最近起こった奇跡について聞かれると「(関口)メンディーが引っ越すって言ってて、見つけた家が僕と同じでした。嫌だなあと思いました」と笑わせた。

今年を振り返る漢字1文字をと問われ、考えた末「小林直己の『己』で。おのれという文字で、自分を知ってもらえた」と回答、「今年は三代目10周年イヤーを締めくくれそうですし、来年はEXILE20周年イヤー。さまざまなことを準備している」と話した。