お笑いコンビ、マヂカルラブリーの野田クリスタル(34)村上(37)、お笑いコンビ、トータルテンボスの大村朋宏(46)藤田憲右(45)らが27日、都内で行われた「東京大学×吉本興業 笑いのコミュニケーション科学キックオフイベント M-1グランプリを科学する!」に出席した。

漫才王者を決めるM-1グランプリを題材に、東大と共同で「笑い」について研究するプロジェクト。東大の教授らを招き「笑い」について熱い議論を交わした。教授らからは「漫才でのつかみの重要性」「SNSからM-1優勝者を予想する」などの研究題材が発表された。実験のため「面白くないつかみ」を振られた大村は「僕はできないから藤田に頼みました」と言い、藤田は「やったことなかったんですけど、秒でできました」と話して笑わせた。

研究成果は22年春に発表予定で、パネリストとして07年M-1準優勝のトータルテンボス、20年M-1優勝のマヂカルラブリーらのほか、女性お笑いカルテットのぼる塾らも登壇。村上は「漫才のシステムはフリ、ボケ、ツッコミぐらいしか知らないので、他にも笑いを生み出すシステムがあるんだったら、また新しい笑いが作れるんじゃないかと思って、面白いなと思いました」と話した。

今回のプロジェクトは21年3月に立ち上げられ、25年大阪・関西万博、SDGs目標達成年である30年を見据えて学術とエンターテインメントの協働や持続可能な新しい価値の創出と未来への提言を目指していく。東大からは同大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系の植田一博教授、同工学系研究科技術経営戦略学専攻の浅谷公威特任講師、同工学系研究科システム創成学専攻の大澤幸生教授の3人が出席した。