ヘンリー王子(37)とメーガン妃(40)夫妻が、今年3月に米CBSテレビで放送されたインタビュー番組で生まれてくる子供の肌の色の濃さについて懸念を示した英王室メンバーがいたことを告白したことを巡り、それがチャールズ皇太子だった可能性が浮上した。

夫妻は王室を離脱後初となった人気司会者オプラ・ウィンフリーのインタビューで、2019年5月に誕生した長男アーチー君(2)を妊娠中に子供の肌の色について心配する会話をしていた人物がいたと暴露して大騒ぎになった。その後、ウィンフリーがエリザベス女王とフィリップ殿下ではないと2人が語っていたことを明かしたものの、それが誰だったのかは口を閉ざしたことからさまざまな臆測を呼び、メディアでは犯人捜しも始まった。

しかし、このほどジャーナリストで作家のクリストファー・アンダーセン氏が、今月30日に発売される著書「Brothers And Wives: Inside The Private Lives of William, Kate, Harry and Meghan」の中で、それがチャールズ皇太子だった可能性を示唆したと芸能情報サイトTMZが報じた。著書には、王室スタッフの証言としてヘンリー王子とメーガン妃が婚約を発表した17年11月27日にチャールズ皇太子が妻のカミラ夫人に「子供はどんな見た目になるのだろうね?」と語りかけていたことが明かされているという。カミラ夫人が「もちろん、かわいらしい子供であるに違いないわ」と答えると、「私が言いたいのは、彼らの子供の肌の色はどうなると思うのかということだ」と明らかに肌の色を気にするそぶりを見せたという。

アンダーセン氏は、ヘンリー王子夫妻がインタビューで明かした人物がチャールズ皇太子だったとは断言しておらず、問題の発言はメーガン妃の主張する時期とは異なるものの、ヘンリー王子はインタビューの中で父親との確執を明かしていただけに、それがチャールズ皇太子だった可能性が指摘されている。王室の広報担当者は、ニューヨーク・ポスト紙に「これはフィクションであり、これ以上コメントする価値はない」と報道を否定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)