テレビ朝日の定例社長会見が30日、東京・六本木の同局で行われ、情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金午前10時25分~午後1時※一部地域除く)について放送倫理・番組向上機構(BPO)が放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めたことを、亀山慶二社長が謝罪した。

亀山社長は「判断を重く受け止めまして真摯(しんし)に対応したいと思います。視聴者の皆様にはおわび申したい。今後このようなことが起こらないように再発防止策を徹底して参ります」とした。

番組は、今年3月以降、社外スタッフの男性チーフディレクターが事前に準備した想定質問を、視聴者の質問と偽って放送していた。

同局は10月に「番組への信頼を大きく損ねる許されない事案」として謝罪し、コーナーを休止。番組のチーフプロデューサーら2人を減給処分にしている。