タレント照英(47)とお笑いタレント、ヒコロヒー(32)が1日、東京・上野の森美術館で開催される「深堀隆介展『金魚鉢、地球鉢。』」(12月2日~22年1月31日)のトークイベントに出席した。

金魚絵師を名乗る深掘隆介氏(48)が題材を金魚だけに絞って透明樹脂に幾層にもアクリル絵の具で金魚を描く技法や、即興で金魚の作品を書き上げるパフォーマンスを披露した。

深堀氏は「金魚にこだわって描き始めて20年。バカにされたりもしたけど、やり続けてきて、上野の地で展覧会を開けるまでになった。上野の不忍池に江戸時代に日本で初めての金魚屋さんができたので、ここは聖地なんです」。そして、壁にはみ出るまで大きく書き上げた作品を、深堀氏は「おふたりの名前を取って照(てる)ヒコ、いやヒの字を緋色の緋にして『緋照(ひしょう)』にしましょう」と名付けた。

芸能界きっての金魚マニアで、一時は3000匹も飼っていたという照英は「絵、うまいですねぇ。作品に名前が入って光栄です。生命力を感じます」。ヒコロヒーは「面白かったです。金魚だけというニッチなところもいい。いろいろな角度から楽しめる展覧会なんだと思います」と話した。