漫才日本一を決める「M-1グランプリ2021」の準決勝が2日、都内で行われた。準々決勝を勝ち抜いた25組とワイルドカードの滝音の計26組が争い、インディアンス(吉本興業)、真空ジェシカ(プロダクション人力舎)、モグライダー(マセキ芸能社)、ゆにばーす(吉本興業)、ロングコートダディ(吉本興業)、オズワルド(吉本興業)、錦鯉(ソニーミュージックアーティスツ)、もも(吉本興業)、ランジャタイ(グレープカンパニー)の9組が決勝進出を決めた。

【一覧】真空ジェシカ、インディアンス、錦鯉、オズワルドら9組がM1決勝進出>

もも、真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイ、ロングコートダディの5組が決勝初進出。昨年の敗者復活戦を最下位で敗退していたランジャタイは発表直後のツイッターのトレンドランキングで2位の「M1グランプリ」をしのいで1位に。質疑応答で知らされたランジャタイの伊藤幸司は「うれしすぎて脳が爆発しそうです。よくわからない」と喜んだ。国崎和也も「去年は敗者復活戦を見ていて、うちの親がチャンネルを変えたと。今年こそは何とか頑張りたい」と意気込んだ。

所属事務所で見ると、9組中5組が吉本興業所属コンビとなった。プロダクション人力舎から唯一の進出となった真空ジェシカのガクは「(事務所の先輩で04年優勝の)アンタッチャブルさん以来です。人力舎に何としてでもトロフィーを持って帰りたい」と力を込めた。また進出コンビの中で紅一点となった、ゆにばーすのはらは女性芸人初の優勝を誓い「誰よりも先にトロフィーを触りたい」と決勝を見据えた。

大会はプロアマ問わず結成15年以内のコンビに出場資格があり、今回は過去最多の6017組がエントリー。決勝と敗者復活戦は12月19日に行われる。優勝賞金は1000万円。

【一覧】ハライチ、見取り図、さや香、からし蓮根ら、M1準決敗退コンビ一覧―>

【一覧】M1準決勝進出25組 ハライチ、アルピー、ニューヨークなど決勝切符は誰が?―>