歌手杉良太郎(77)が、脳性まひと闘う堀江菜穂子さんの詩集「いきていてこそ」を元にした新曲「世界の中で/ありがとうの詩(うた)」を19日に発売する。このほど、日刊スポーツなどの取材に応じた。

きっかけは昨年5月に、堀江さんの詩集が送られてきたことだった。出生時から脳性まひを患い、体はほぼ動かず、言葉も話せない堀江さんの“言葉”に感銘を受けた杉が「何か形に残せないか」と、楽曲制作が決まったという。

堀江さんの詩をベースに、ともに杉が作詞。「命と向き合っている詩。いろいろな感情がろ過されていて、逆に生々しくいいなと思いました」。堀江さんも曲を聞いて、大きな反応を示していたという。また、杉とともに堀江さんを訪れたというEXILE ATSUSHI(41)も、詩をもとにした楽曲を制作していることも明かした。