俳優の半田真二さんが10日に都内の病院で亡くなっていたことが12日、わかった。所属先の松竹が発表した。

死因は肺炎による敗血症で、78歳だった。葬儀は近親者のみですでに済ませたという。

半田さんは1965年に劇団新派に入団。伊志井寛に師事した。1975年3月に新橋演舞場で行われた「鶴橋鶴次郎」手品師小せんにて幹部に昇格。「滝の白糸」郵便配達夫、「三婆」馬場田所、「明治一代女」弟子仙弥など、はまり役も多く、さまざまな舞台で活躍した。1983年には「新釈 金色夜叉」富山の書生で国立劇場奨励賞を受賞。最後に出演した舞台は昨年10月に新橋演舞場で行った十月新派特別公演「太夫さん」だった。