コント赤信号の小宮孝泰(65)が16日、都内で、主演映画「桃源郷的娘」(太田慶監督)公開直前トークイベントに、共演のセクシー女優川越ゆい(28)らと出席した。

川端康成の小説「眠れる美女」をモチーフに、老人の性と妄想力を描いたコメディー作品。小宮は男性機能を失った浮浪老人の江崎を、川越はヒロイン桃子を演じる。

男性機能をなくした男の悲哀を描く物語で、小宮は「こんな話題をすること自体恥ずかしいし、下ネタは得意じゃないですが」と前置きしながら、自身の経験についてトーク。12年に妻に先立たれており、「この映画をやる前に(女性と)いい感じのことあって、そういうことになるんですが。これに似た経験がありまして」と口ごもりながら明かした。「そのときはお相手の方が優しくしてくれたので、なんとか…ということがあって。このお話は身に染みた」としみじみと語った。

小宮は「それでも頑張ってやろうというのは老人の夢」と話し、「この老人のようなことは自分の実体験としてあった。それにあらがうように、この映画の中ではやってます」と力を込めた。

公園で居眠りする美女を演じた川越は「素に近い役をさせていただいた」と笑顔。また「おっぱいの形がキレイなことが自慢。エロいけど面白い、印象に残る作品でした」とアピールした。眠ったままのシーンも多く、眠る隣でアドリブを繰り出す小宮の芝居にも笑わされたという。川越が「リハーサルの時点でヤバイのに、本番はちょっと変えてくる。ほおが緩んで大変でした」と振り返ると、小宮は「舞台は笑いがとれた実感があるけど、(芝居が)ウケてなかったら寂しい。声を出して笑ってください」と呼びかけていた。

永里健太朗、太田監督も登壇した。