Netflixシリーズ「新聞記者」(全6話配信中)は、米倉涼子(46)にとって初のネット配信ドラマ主演作となった。新分野挑戦を支える陰には、愛犬の存在があるようだ。

「私は子供もいないし、本当にいい勉強になってます。かわいがってますけど、仕事にも集中しないといけない。全部完璧にやりたいと思っているので、自分の時間が減りますよね。まず起きて、一番にワンちゃんのことをやる。自分のスケジュールと一緒に、あの子がさみしい思いをしないで1日過ごせるかどうかを並行して考えてます」

愛犬への愛を語りつつ、健康の悩みもざっくばらんに明かす。

「ワンちゃんがいることで腰が割れそうになってるんですけど(笑い)。おしっこシートの取り換えとか、おむつの取り換えとか。背が高いからスタンスが長いじゃないですか。腹圧をかけながら体を曲げたり」

今年11、12月には米ブロードウェーミュージカル「CHICAGO」4度目の主演が控える。19年に公表した低髄圧液症候群と付き合いながら、体作りも始めている。変わらぬ体形を維持するが、ダイエットは「私、あまりしないので」。

「落ち着きがないから、ずーっと家の中で動いているので、勝手に消費している気がします。ドラマもずっと1時間座ってみていることはないですね。『新聞記者』も何かやりながら見ていました(笑い)」

20年3月に27年間所属した事務所から独立し、社長業もこなす。個人事務所「Desafio」は、スペイン語で「挑戦」を意味する。

「思いついたことが早く実現するようになりました。今までは知らない間にお仕事がなくなっていたり、見えなかったことも多かった。今はいただいたお仕事を自分で拝見できる。まだまだ生きちゃうだろうから、どうせだったらやりたいものを思いっきり。思いを込めてやれるものがいい」

まだまだ新しい顔を見せてくれそうな予感がする。【遠藤尚子】