歌手イルカ(71)が23日、東京国際フォーラムホールAで、デビュー50周年とニッポン放送「イルカのミュージックハーモニー」30周年記念のコンサートを開催した。

黒のミニスカ風衣装で登場し、南こうせつ(72)伊勢正三(70)と代表曲「なごり雪」を歌い、ファン3500人から拍手を浴びた。「(スカートが)短くない? ってみんなから言われちゃいました。何も考えずに、着たいと思ったものが入って良かったという感じです。若い子がやっているんじゃなくて、古希過ぎてこれやっているんですから、プラスアルファで見てください」と笑顔でアピールした。南からは「これを着こなすって、すごい!」と驚かれた。

その後も杉田二郎(75)尾崎亜美(64)ら親交の深いミュージシャンが登場。中盤にはサプライズゲストとしてさだまさし(69)も駆け付け、デビュー50周年を祝うバラ50本の花束をイルカに渡した。イルカが「まるで告白されたかのよう」と喜ぶと、さだも「まるで告ったかのような。まあ、恥ずかしい」と笑った。

さだは隣接する東京国際フォーラムホールCで行われた平原綾香(37)のコンサートでスペシャルゲストを務めており、「綾香ちゃんに、どうしても外せない友達がいるからちょっと行ってくる、と言って来ました」と明かした。「イルカのミュージックハーモニー」でも特にリクエストが多いという楽曲「案山子」を歌い、イルカもハモりで参加。観客を魅了した。

終盤にはイルカが「人生フルコース」「原石」「いつか冷たい雨が」を続けて披露した。本編ラストでは、ゲストも総出演で「まあるいいのち」を歌った。アンコールでは長男の歌手神部冬馬(43)と「なごり雪」をデュエットした。