俳優阿部寛が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「DCU」(日曜午後9時)第3話が30日、放送され、平均世帯視聴率が15・2%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は9・4%だった。

第1話は16・8%、第2話は15・2%だった。

同作は、海上保安庁に新設された架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」という水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団、通称“手錠を持ったダイバー”の物語。ハリウッドの大手制作プロダクションと、カナダを中心とした制作会社、TBSの3社で共同制作するオリジナルドラマ。

第3話で、隆子(中村アン)のミスにより、ロドリゴ・サンチェス(フェルナンデス直行)が被害者のスマホを盗んで失踪してしまった。しかも、サンチェスには治安を脅かす、ある重大な秘密が隠されていたことがわかった。

サンチェスを逃したことで新名(阿部寛)は上から厳しく追及された。さらに、この一件が原因でロシア高官の来日が見送られることになり、隆子は重い責任を感じていた。そんな中、大友(有輝)と聞き込みに出た隆子は、サンチェスと同じ日本語学校に通うマリア・シルバ(エレナアレジ後藤)を見つけ、焦りのあまり彼女にけがをさせかねない行動をとってしまった。やがて、新名はミスを重ねた隆子を捜査から外すと伝えた。

しかし、自分の犯したミスを取り戻したい隆子は命令に背き、ひとり捜査に乗り出した。そして瀬能(横浜流星)をはじめDCUのメンバーたちも隆子を励ましひそかに協力した。そんな中、事態はゆっくりと最悪の方向に進んでいった。