女優松田るか(26)が5日、大阪市内で行われた主演映画「あしやのきゅうしょく」(白羽弥仁監督、3月4日公開)の関西先行公開の舞台あいさつに登壇した。

松田は1月16日に新型コロナウイルスに感染したことを発表。同29日に自身のツイッターで自宅療養で病状が回復し、療養期間も終えたため、仕事に復帰することを報告していた。この日の舞台あいさつでファンに元気な姿を見せた松田は大阪の印象について「メチャメチャ、話し掛けてくださる。1人でご飯を食べていても、お店の方とか、普通に話しかけてくれる。すごくうれしくて、温かくて好きだな」と話した。

映画は兵庫・芦屋市制施行80周年を記念して製作され、芦屋市の学校給食が題材。芦屋市立小中学校は各校で給食を調理する「自校方式」を採用し、各校に栄養士が1人ずつ配置され、メニューも独自に作っている。

新任の栄養士・野々村菜々を演じた沖縄県出身の松田は「菜々は芦屋生まれ、芦屋育ち。私の言葉が違うと説得力がなくなってしまう。言葉が気になって内容が入ってこない。それだけは避けたかった」。関西弁のイントネーションにも気を配り、おいしい給食づくりに励む姿を演じた。

同市出身の白羽監督、伊藤舞芦屋市長も登壇した。最後に松田は「あたたかいご飯をみんなで一緒に食べるといった、何げない小さな幸せを感じられる作品です」とPRした。