井ノ原快彦(45)主演のテレビ朝日系ドラマの第5弾、「特捜9 season5」(水曜午後9時)が4月6日にスタートする。新キャストとしてSnow Man向井康二(27)が加入し、新たな風を送り込む。

井ノ原演じる警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)主任・浅輪直樹をリーダーに、個性派メンバーがぶつかり合いながら事件解決に挑む人気シリーズ。前シーズンでは特捜班メンバー同士の結婚がSNS上で話題を集めるなど、人間ドラマにも注目が集まる作品だ。

コロナ禍での撮影は、今シーズンで3度目となった。井ノ原は「また普通にクランクインできること、当たり前のように撮影現場に来られることがありがたい」と感謝。前作最終話で、長年のバディである刑事の村瀬健吾(津田寛治)とゴールインした小宮山志保役の羽田美智子(53)は「出し尽くしたなという気分の中での再スタート。生まれ変わった『特捜9』のイメージです」と気持ち新たに臨んでいる。

向井は連ドラ初レギュラー。村瀬が副所長を務める新部署「捜査支援分析センター」に所属する三ツ矢翔平を演じる。マネジャーから呼び出される形で出演決定を聞き「怒られるんかなと思って(笑い)。ホンマと聞いたときはうれしかったです」。Snow Manでは“バラエティー班の筆頭”だが「今年は芝居の年かな」といたずらっぽく笑い、「新たな向井を見せたい」と意気込んだ。

井ノ原は向井について「底抜けに明るいイメージがあるから、シリアスな部分や本当の向井君が垣間見えたら」と後輩の新たな一面に期待。新メンバーを迎え、羽田も「化学反応が起きている感じがある。また違う『特捜9』になるんじゃないかな」と語った。【遠藤尚子】

◆ドラマ「特捜9」 考え方も性格も異なる特捜班の面々が、衝突しながら難事件に挑む刑事ドラマ。渡瀬恒彦さんが主演し、06年から12年続いた「警視庁捜査一課9係」シリーズを前身に、井ノ原主演で18年に始まった。