朝日放送テレビ(大阪市)が23日、春の番組改編会見をオンラインで行った。4月4日からスタートするABCテレビの夕方の報道情報番組「news おかえり」(月~金曜午後3時45分=関西ローカル)で、メインMCを務める横山太一アナウンサー(35)が出席し、新番組への抱負を語った。

09年入社以来、情報番組、バラエティー、スポーツ、ラジオなど担当してきた横山アナは「唯一、担当したことがなかったのが報道番組だった。もしかしたら一生、担当することはないかなと思っていたときに、お話をいただいて、心底、びっくりした」と話した。

「タイトルの『おかえり』に込められているように、みてくださる視聴者の方々を家族のように迎えられるような温かみのある番組を目指したい」と意気込んだ。

同時間帯は在阪民放各局が報道番組で競う夕方の激戦区。世界が注目するロシアのウクライナ侵攻のニュースを各局がさまざまな切り口で伝えている。横山アナは「みている方にとっては遠く離れたことではなく、より身近に感じてもらえるように、普段の生活に結び付けられるように、視聴者のみなさんに寄り添い、伝えていきたい」とした。

同局には「おは朝」の愛称で、関西の“朝の顔”として親しまれる人気番組「おはよう朝日です」(月~金曜午前6時45分、関西ローカル)があり、番組内で出演者が視聴者に「お忘れ物はありませんね、今日も元気でいってらっしゃい!」の呼び掛けは有名。朝の「いってらっしゃい!」から夕方の「おかえり」。視聴者の日常生活の一部になるとのコンセプトがある。

横山アナとコンビを組む日替わりMCは、月曜日はABCテレビのヒロド歩美アナウンサー(30)、火曜日はタレント本上まなみ(46)、水曜日はABCテレビの斎藤真美アナウンサー(33)、木曜日にはタレント、坂下千里子(45)、金曜日はフリーアナウンサー、川田裕美(38)とタレント、岡田結実(21)が隔週で登場する。