覚醒剤を使用した罪などで起訴されたKAT-TUN元メンバーの田中聖被告(36)が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新して謝罪した。

田中被告はスーツ姿に7・3に分けた髪形で登場。「このたびは、関係者各位、そして、普段応援してくださっているファンの皆様に多大なる心配、そしてご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と、約7秒間、頭を下げて謝罪した。

続けて「例えどんな理由があろうとも、してはいけないことをしてしまったという事実は、決して許されるべきではないと思っております。今回、大切な人たちを裏切り、傷つけてしまったのは、家族や音楽やライブハウスやイベントでもなく、あくまでも自分自身の弱さ、甘えだと思っております。きちんと背負って償っていこうと思っています」と、言葉を選びながら思いを語った。

田中被告は「こういった事件に対して『被害者のいない犯罪』だという人もいます。僕自身、刑事さんにそう言われました。ですが、家族、ファン、仲間、最も大切な人たちを傷つけて、被害者にしてしまった最低な行為だと思ってます。申し訳ございませんでした」と、再び約10秒間、頭を下げた。

田中被告は1月30日に名古屋市内のホテルで覚醒剤約0・16グラムを所持したとして、覚醒剤取締法違反(所持)の罪で今月17日に起訴された。また2月24日ごろに名古屋市内のホテルで覚醒剤を使用したとして覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪で今月25日に追起訴されていた。同日、勾留先の愛知県警中署から保釈され、黒のスーツ姿で報道陣の前で現れ、マスクを取ると「申し訳ありませんでした」と10秒ほど頭を下げ謝罪していた。