声優宮野真守(38)が13日、都内で行われた米映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(デビッド・イェーツ監督)来日記念パーティーで、自身が吹き替えを担当した主演の英俳優エディ・レッドメイン(40)と再会を果たし、熱い抱擁を交わした。20年春に日本でも感染が拡大した、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックの影響もあり、レッドメインの来日は、18年の前作「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」以来、約3年4カ月ぶりだった。

宮野はレッドメインに続き、初対面の米女優ジェシカ・ウィリアムズ(32)とハグすると「本当に、この大変な中、来日してくださることを、僕らファンは喜んでいます。“魔法ワールド”シリーズは日本で累計1000億円を超えているナンバーワン人気シリーズ。声をやらせていただくのは本当にうれしい。ジェシカにもお会いでき、うれしい」と語った。レッドメインは、累計1000億円と聞き「ワーオ!」と驚いた。

宮野はアフレコを振り返り「ボイスを入れる時、エディの息遣いに合わせるようにした」と明かした。レッドメインが「ダンスの時も?」と聞くと「マイクの前で、こう…」と言い、踊った。レッドメインも一緒に踊り、その、あまりのシンクロぶりに、レッドメインも「パーフェクト、パーフェクト」と連呼し、会場後方のファンから歓声が沸き起こった。宮野が「アフレコだけでも大変なのに、すごい大変なシーン」と感想を語ると、レッドメインは「分かって頂いて、本当に疲れる役なんで」と笑った。宮野自身、日本武道館や横浜アリーナなどでライブを開くアーティストでもあり「(ダンスの)コツも教えてもらえてうれしかった」と喜んだ。

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は、8日の公開から3日間で興行収入10億5573万3460円、動員68万5197人を記録。この日はレッドメイン、ウィリアム、宮野とファンがはっぴを着て、3本締めでヒットを喜んだ。