4月28日に放送された、女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)の第2話世帯視聴率が6・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2日、分かった。前回の7・3%より1・2ポイント、ダウンした。

個人視聴率は3・3%だった。前回の4・0%より0・7ポイント、ダウンした。

土屋演じる篠原佐都は、母の良恵(石野真子)と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第2話で、佐都は、義理の姉の美保子(松本若菜)によってサウナ室に閉じ込められるが自力で脱出。美保子のもとへ戻り、入院した母・良恵を見舞いたいと頼むと、美保子は義祖母の八寿子(倍賞美津子)に断りを入れるようにと促す。しかし、八寿子は佐都の申し出を許さず、深山家の跡取りである健太と結婚した以上、深山家の発展に人生の全てをささげるのは当たり前だと叱責(しっせき)する。

帰宅して事情を知った健太は、すぐに良恵のところへ行くよう佐都に告げる。深山家の理不尽さを訴える健太は、八寿子らに対し、自分の家と佐都の実家の両方を夫婦2人で守っていくと宣言する。

健太に従い屋敷を出ようとした佐都は、深山家へ来訪した葛西綾(小沢真珠)と玄関でぶつかってしまう。するとそこに義母の久美(木村多江)が来て、綾を丁寧に出迎える。綾はジュエリーデザイナーで、義父で深山家当主・圭一(石橋凌)の愛人だった。綾は八寿子への贈り物と、圭一の忘れ物だという小袋を久美へ差し出す。この時、佐都は久美と綾の関係性、深山家の奥深い闇にまだ気づいていなかった。

病院で良恵の無事を確認した佐都は、翌朝、深山家に戻る。しかし、思いもよらない事態が佐都を待ち受けていた。